今日はこの冬大活躍したファーマフラーを取り上げます。
ここで取り上げるものは、ティペットともいい、首元に付ける短い毛皮のマフラーのことです。
1.ショールの欠点
以前から使用しているショールにはそれぞれ欠点があります。
①和装ショールは首が寒い
一般的な和装ショールはあまり大きくなく、このように衿を出して肩に掛けるのが望ましい形ですが、首は寒いままです。
首まで覆うと少し不格好で、背中や腕は覆えなくなります。
②暖かいショールはかさばる
こちらは大きいタイプのもの。肩から背中まで覆われるので暖かですが、外した時は荷物になります。
③毛皮のショールは大袈裟
毛皮のショールは暖かいですが、存在感があり過ぎて目立ちます。
そして外したあとは畳めないのでとてもかさばります。ホテルなど、クロークのある場所に行く時に限られますね。
またお茶会には毛皮のショールは不向きと言われていますので、結局使用頻度は低いです。
2.小さなファーマフラー
首元を覆う小さなファーマフラーは寒い日には重宝します。
ショールと一緒に使うと、寒さ知らずです。
以前から持っていた物に加えて、今回手頃な価格のマフラーを購入してみました。
①フォックスのファーマフラー
以前から使用していたフォックスのマフラーです。しっかりした裏地とクリップがついているので、やや重さを感じます。
②ラビットのファーマフラー
今年購入しました。インターネットのセール期間中だったため、注文してから5日かかりました。
Vita Feliceというお店で、2,500円でした(→製品ページへのリンク)
色はネイビーパープル
ポンポンをファーの隙間に入れて留めます。
以前小さいポンポン付きマフラーを使用していましたが、すぐ外れてしまって使いにくかったので、この大きめポンポンにしました。
3.着用例
ファーマフラーはこのようにして使っています。
①フォックスのファーマフラー
・マフラーのみ
紬の道中着*にマフラーだけしました。
*父の結城紬のきものを道中着に仕立て直してもらったもの(2016.2.7の記事参照)
暖かいコートなので、マフラーだけで充分ですが、肩が寒い場合は…
・マフラーとショールを合わせて
リバーシブルのショールの、柄のあるほうを出して、少し華やかにしました。
柄側は絹で、裏側は無地のカシミヤです。
・羽織でも
コートを着ずに羽織だけの場合は大抵大きめのショールを使いますが、外してもかさばらないのはマフラーです。
②ラビットのマフラー
・マフラーのみ
ベルベットのコートに合わせています。色が同系なので余り目立ちません。
・マフラーと薄いショールを合わせて
薄手のショール(洋装用・ウール)を合わせました。マフラーだけでかなり暖かいので、厚いショールの必要はありません。
大きさが同じショールでも、生地によってこのように差が出ます。
4.出先での扱い
寒がりの私は、いかに暖かくして外出するかが問題ですが、同時に出先で荷物を大きくしないことにもこだわっています。
①脱いだコート
脱いだ物を預けられる時は別ですが、外出先では脱いだコートが一番かさばりますね。
私はこのようなエコバッグを風呂敷代わりに使用しています。コートを入れて手に提げられるので使いやすいです。(2017.6.4の記事参照)
②外したマフラー
ファーは外すとツルッと落ちやすいので、このような巾着に入れてから手提げ袋などに入れると良いです。
大きさはこのくらい。それほどかさばりません。
外したファーマフラーは、毛を落とすことや傷むことを防ぐためにも、袋に入れたり包んだりすると良いですね。
寒さもあと少しの辛抱です。皆さんも自分なりの工夫で冬のお洒落を楽しんでくださいね♪