コーディネート/着方

写真で見る4月の着物

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春爛漫の4月は着物でお出かけしたくなりますね。

皆さんはどんなきものを選んでいますか? 今日は過去の4月の着物(カジュアル中心)を振り返ります。

写真を見直し、着物を選んだときのことを思い出してみると、4月は次のようなイメージで着用していたように思います。

  1. 明るい日差しに合わせた薄い色
  2. 新緑のイメージでグリーン系
  3. 濃い色のきものに白い帯で爽やかに
  4. 涼しくて軽い着心地
  5. その他

 

1.明るい日差しに合わせた薄い色

東京では、4月になると肌寒さから解放されるので、暖かく明るい日差しのもとでは薄い色の着物を選びたくなります。

①ムガシルク

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△ムガシルクの紬に白山(はくさん)紬の帯

ムガシルクはインドのアッサム地方に生息する野蚕(やさん)*の一種である<ムガ蚕(かいこ)>からとれた絹で織られるもので、紬ですが光沢があります。

 

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帯はポップな水玉に見える麻の葉模様です。

②玉ねぎ染め紬

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△玉ねぎ染めの紬に白山紬の帯

玉ねぎの皮を使って染められたものですが、柔らかな色合いが気に入っています。

③黄色系の紅花紬

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△「光彩」というタイトルの紅花紬に紬の八寸名古屋帯

帯の唐花(からはな)模様をベニバナに見立てて着用しています。(紅花の開花は初夏~夏なので少し早いのですが……)

 

2.新緑をイメージして

近年東京は4月には桜が終わってしまう傾向にあり、私は着物を選ぶ際、どうしても若葉の緑が浮かんできてしまいます。

①グリーン系紅花紬

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△「春庭」というタイトルの紅花紬に茜絞りの名古屋帯

②紬地に唐花模様

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帯締めも緑を意識していたようです。

③薄いグリーンの訪問着

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△グリーン系訪問着に緑の綴れ名古屋帯

絵羽模様の着物ですが、無地系の帯でカジュアルに着ています。
やはり緑色を意識していたようです。

 

3.濃い色のきものに白っぽい帯

次に、4月は白っぽい帯が活躍します。
濃い色合いの着物を選んだときに、全体を明るくしてくれるからです。

①黒地の小紋

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△黒地更紗模様(さらさもよう)小紋に水色綴れ帯

②黒地の訪問着

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△黒地訪問着に白地織帯

③藍の郡上(ぐじょう)紬

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△郡上紬に白地織名古屋帯

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△郡上紬に白地すくい織の帯

④藍染唐草模様の紬

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△藍染唐草文に白地唐草文の八寸名古屋帯

 

4.涼しくて軽い着心地

4月は気温が高い日が多くなります。そんな日は涼しさを重視して着物を選ぶこともあります。

①大島

大島は手触りがヒヤッとするだけでなく、着ていても軽くて動きやすいです。

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△色大島に塩瀬羽二重刺繍の帯

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△泥藍大島に藍染め絞りの帯

②単衣

4月半ば頃からは25℃を超える日もあり、カジュアルな場面なら単衣でもよいくらいになります。

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△鰹縞(かつおじま)の久留米絣(木綿・単衣)に八寸名古屋帯

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△紬の単衣に更紗模様の紬名古屋帯

 

5.その他

①兜

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△更紗模様小紋に舞楽のかぶりもの「鳥兜(とりかぶと)」の帯

鳥兜に季節はありませんが、端午の節句の「兜」つながりで着用しました。
(見立てというより思い込みです^^;)

②ピンク系も意外に…

私は花の季節が過ぎるとピンク系の着物をあまり選ばなくなりますが、実は新緑に映える色です。
4月後半、自然の多い場所に出かけるときはピンク系がおすすめです。

 

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△よろけ縞江戸小紋にピンクの竹屋町刺繍(たけやまちししゅう)の帯*
(4/22着用)

*この記事はこちら

 

今日は4月の着物をご紹介しました。

結論は何色でも、袷でも単衣でも(カジュアルな場なら)、好きな装いを楽しめば良いのです。

マスクから解放され始めた今日この頃、きものでお出かけして笑顔の写真を撮ってみてはいかがでしょうか。

 

 

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