コーディネート/着方

9月上旬、二十七回忌法要のきもの

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今日は9月上旬の法事に出席したときの着物などをご紹介します。

1.フォーマルな装いではなく

①十三回忌以降のきもの

故人を偲ぶ追善供養として行われる年忌法要は、一周忌、三回忌、七回忌までは黒喪服や色喪服*を着ますが、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌は、法要にふさわしい装いであれば、地味な小紋や名古屋帯でも良いと私は考えます。(法要の規模や喪主側か参列者側か、または地方や家のしきたりによって異なるので、あくまで個人の意見です。)

*色喪服についてはこちらで取り上げています。

 

今回は夫の叔父の二十七回忌を身内だけで行いました。

そこで色無地ではない小紋の着物に地味な帯を合わせることにしました。

②9月上旬は夏物でも

まだまだ暑い日が続く9月はじめ。絽の着物のほうがふさわしいこともあります。

 

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この日(9月7日)の東京の最高気温は33.4℃でした。

絽より透け感はないですが、部分的に花柄が透ける変わり竪絽*のきものを着ました。

*竪絽は縦の方向に透き目を織り出した絽織りで、夏物ですが、横に透き目が入った一般的な絽(経絽)より長期間(6~9月)着られるものです。

③黒のバッグで

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少しカジュアルかな?と思っても、黒のバッグと草履を使用することで、ふさわしい装いになることが多いです。

喪服用のクラッチバッグ(かかえのバッグ)は数珠とスマホぐらいしか入りませんが、きものにはよく合い、あらたまった雰囲気になります。

 

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△黒のバッグとスマホ

このような小さいバッグは場所を取らず意外と便利なのでよく使っています。収納できないものはサブバッグに入れています。

 

2.着物と帯

①染め直して秋にも

今回着用したきものは、40年前は薄い小豆色でした。

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△当時の写真(母が着用)

その後ほどいてクリーム色に染め直した生地を母から譲り受け、私が自分用に仕立てました。

 

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20代前半から着ていましたが、色が明るいことや、紫陽花の柄なので着る季節が限られ、次第に袖を通すことが少なくなっていました。

そこで5年前に紫色に染め替えてもらいました。
その時の記事はこちらです。

 

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地色が紫だと紫陽花文様があまり気にならないので、9月に着ることができるようになりました。

 

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インド更紗の木綿の帯を合わせたこともあります。
※以下の記事参照

 

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透けた花柄があるので無地の着物よりずっとくだけた雰囲気ですが、今回の法事では違和感はなかったように思います。

②故人の母の帯

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この帯は古いもので、故人の母(明治20年代生まれ)が昭和30年代に締めていたものだそうです。

その後義母の手で作り帯に直されていたので、写真でもわかる胴回り部分のシミは、締め方を少しずらせば見えなかったはずです。
(作り帯にすることは、傷みやシミ隠しのための良い手段ですが、着用の時に注意しないと、このような失敗をします)

締め方にミスがありましたが、ゆかりのものを身につけられて良かったと思っています。

③スカーフの帯揚げ

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帯揚げはシフォンストールです。

 

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インドシルクの薄いストールを夏の帯揚げとして使っています。
※以下の記事参照

ストールを帯揚げ代わりにするのはカジュアルな装いが多いですが、このようにおとなしいものなら少し改まった席でも使えると思いました。

 

3.佐賀錦の鼻緒の草履

①手織り佐賀錦

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前回の記事(2019.9.15)でご紹介した手織り佐賀錦の鼻緒の草履です。

知人のお母様が手間と時間をかけて織られたものです。

 

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巻部分にも佐賀錦が入っています。

 

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鼻緒を緩めて履きやすくなりました。

②黒が無難

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二十七回忌なら喪服用の草履でなくてもよいと思いますが、ふさわしい地味な草履がないので黒にしました。

お寺で脱ぐこともあるので、喪服用草履のほうが無難かもしれません。足元の印象も引き締まります。

 

4.法事にきものは?

今日は身内だけで行った二十七回忌のきものをご紹介しました。

ご承知のように最近は葬式や法事にきもので参列することが少なくなり、また否定的な意見もあります。

「目立ってしまう」「手伝いをしにくい、又は手伝う気がないように思われる」など……。

立場や年齢、ほかの参列者とのバランスなど、以前では考えなくても良かったことに気を遣わなければならなくなっています。

故人への心からの追悼や偲ぶ気持ちをいくら着物に込めていても、それが人に違和感を与えてしまったら残念ですので、きもので出席することに不安な場合は、家族や親族、年配の方に相談してから決めるのが良いでしょう。

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