先週、
友人が出演するアルゼンチンタンゴのディナーショーに行きました。
会場はThe Place of Tokyo
東京タワーの目の前にあるとてもお洒落な結婚式場、
イベント会場です。
会場内で天井を見上げるとそこには東京タワーが……
アルゼンチンタンゴは男女が気持ちを一つにして即興でドラマを作り上げてゆく魅力的なダンスです。
紫色のドレスが良く似合う友人Yさんは、
ダンス上達のために辛いレッスンにも弱音を吐くことなく、
日々精進を続けています。
心情を体で表現するものなので、精神面での修練も必要とか……。
そんなYさんに敬意を表して、
母が特に好きだった「菊の訪問着」を着て行きました。
母にも良くしてくださったYさんとは長いお付き合い。
ご一緒の皆さんとも知り合ってもう25年になります。
Eさんも素敵な秋草の訪問着を着ていらっしゃいますね。
着てゆくものを選ぶ時……
洋装和装に関わらず、服装を考える時は、
まず「その場にふさわしいもの」という観点で選びますね。
きものの場合、私はそれに加えて相手方のことを思い、
イメージしながら選ぶことが多いです。
その日に会う人の顔を思い浮かべながら、
どんなきものにしようかしら……と悩むのも楽しみの一つです。
帯は蔦模様。
帯留めの珊瑚の赤は情熱的なタンゴに合わせたつもりです。
草履は若い頃履いていた白にピンクの菊の柄。
派手になったので鼻緒を取り替えました。
また、巻き(写真では正面白い部分)にもピンクの花があった為、
それを内側にして目立たないように履いています。
美味しい料理と、激しくも哀愁漂う音楽、
そして魅惑的なダンスを満喫した夜でした。