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唱歌「人形」で歌われる着物 その2 ~青天を衝け 大河ドラマ館へ~

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唱歌のなかの人形(前回ご紹介)を真似た取り合わせで東京・北区王子の飛鳥山に行きました。

「青天を衝け 大河ドラマ館」も楽しみました。

1.王子飛鳥山と渋沢栄一

①渋沢翁が人生の拠点とした飛鳥山

近代日本経済の基礎を作った渋沢栄一は、設立に尽力した王子製紙(設立当時は抄紙会社)の工場を見守ることができる飛鳥山に、37歳のときに別邸を構えました。

その後61歳のときに本邸とし、昭和6年に91歳で亡くなるまでここで家族と共に過ごしたそうです。

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△孫たちに囲まれた栄一 飛鳥山邸 昭和4年(渋沢史料館パンフレットより)

②旧渋沢庭園

現在、飛鳥山旧邸跡地には邸宅の一部「晩香廬(ばんこうろ)」「青淵文庫(せいえんぶんこ)」が保存されています。

 

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△旧渋沢庭園入口

 

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桜の花びらが舞う庭。赤い屋根が晩香廬(ばんこうろ)です。

 

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△渋沢栄一像

 

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後ろの晩香廬の見学は予約制です。

晩香廬は賓客を迎える洋風茶室とのことですが、今回はお庭の散策だけにします。

 

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△ 晩香廬の全景(国指定重要文化財)(渋沢史料館パンフレットより)

 

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青淵文庫は洋風の建物でした。

ステンドグラスは渋沢家の家紋「丸に違い柏」に因んだ柏の葉のデザインだそうです。

 

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△青淵文庫の全景(国指定重要文化財)(渋沢史料館パンフレットより)

この洋館は栄一の書庫として、また接客の場としても使用されました。

 

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△蒋介石と栄一 青淵文庫 昭和2年

公式サイト施設概要を参考にしました。

③渋沢史料館・紙の博物館・飛鳥山博物館

飛鳥山公園には「渋沢史料館」・「紙の博物館」・「北区飛鳥山博物館」という3つの博物館があります。

 

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△本郷通り沿いの公園入口にある看板

以前は三館共通券を発行していましたが、現在は渋沢史料館が完全予約制のため当面販売は中止だそうです。

渋沢史料館

渋沢栄一の活動を広く紹介する博物館です。

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△渋沢史料館(2019/6撮影)

*渋沢史料館は2020年11月にリニューアルしています。(完全予約制。入場券で晩香廬・青淵文庫も共に見学できます)

紙の博物館

和紙・洋紙を問わず、古今東西の紙に関する資料を幅広く収集・保存・展示する紙の総合博物館です。

王子は、明治初期に近代的な製紙工場のさきがけとなった抄紙会社(後の王子製紙王子工場)が設立された地で、”洋紙発祥の地”として知られています。

 

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△紙の博物館(2017/4撮影)

紙の博物館についてはこちらでも取り上げました。↓

北区飛鳥山博物館

北区の歴史・民俗・自然が学べる博物館です。

ここに特別展示企画として「渋沢×北区 青天を衝け 大河ドラマ館」が開館しました。

 

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△北区飛鳥山博物館

 

2.「渋沢×北区 青天を衝け 大河ドラマ館」

①予約制

「渋沢×北区 青天を衝け 大河ドラマ館」は事前予約制です。

私はオンラインで日時指定券を購入しました。当日は、「日時指定券」画面を、入場券売り場で係員に提示し、入場券と引き換えます。

大河ドラマ館入口では入場券を自分で切って半券を箱に入れたり、名前と連絡先を記入したりと、感染対策が行われていました。

日曜日でも人数制限があるため空いていてゆっくり見学することができました。

 

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△青天を衝け 大河ドラマ館 入り口

②衣装、小道具の展示

大河ドラマで実際使用された衣装や小道具の展示が興味深かったです。

 

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△徳川斉昭(竹中直人)の衣装

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△子役の衣装や下駄など

着古した着物や帯、汚れた下駄など細部へのこだわりが感じられます。

 

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△渋沢栄一(吉沢亮)の紋付羽織

「黒地染紬」と説明されていました。

現代の黒紋付羽織は羽二重がほとんどですが、昔は渋沢家のような豪農でも正式な場で着る黒紋付は紬だったという設定。

岡部藩の代官から突然の呼び出しを受け、父の名代として代官屋敷に赴いた栄一ですが、代官から金500両を要求され、その理不尽さに怒ります。

ドラマでは、雨でずぶ濡れになりながら土下座する紋付姿の栄一が印象的でした。

 

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△尾高千代(橋本愛)の婚礼衣装

単衣の紬でした。

 

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△帯

説明では「半幅帯」となっていましたが、織の六寸帯だと思われます。

 

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△ドラマでの着用シーンの写真

このようにドラマでの写真が一緒に展示されていると分かりやすく、興味もわきます。

 

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△藍玉(模造品)と藍の葉(撮影使用品)

「藍玉」は藍の葉を発酵・熟成させた染料である「すくも」をつき固めたものです。

現代では藍玉という形では流通させていないそうですが、どんなものか見てみたかったので模造品とはいえ目にすることができてよかったです。

ドラマでは藍染めの染料を作るまでの説明が丁寧にされていたのが印象的でした。

③等身大パネルと広報キャラクター「しぶさわくん」

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等身大パネルとの記念撮影では、みんな笑顔になっていました。

 

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△毎週土曜、日曜、祝日に大河ドラマ館に現れる「しぶさわくん」

写真も一緒に撮ってもらえました。

その他、ドラマシアター、出演者の顔写真+コメント付きサイン色紙など、のんびり見ることができました。

展示の規模は小さいので少し物足りなさはありますが、大河ドラマ好きな人には楽しい内容だと思います。

 

3.当日の着物

①御召のきもの

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唱歌「人形」に登場する市松人形とは程遠いですが、緑の御召(おめし)を着ました。

「御召」は徳川十一代将軍家斉が好んでお召しになったことに名前の由来があります。桜が盛りを迎える頃によく着用する小紋で、好きな双葉葵を描いてもらったものです。

②織の名古屋帯

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おしどり唐草文の龍村織物の帯です。

若い頃の帯で長くしまい込んでいましたが、昨年から復活*しています。朱赤の帯で気分がアップしました。

*こちらで取り上げました。↓

③小物は控えめ

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着物と帯が補色(反対色)のくっきりした組み合わせなので、帯揚げと帯締めは目立たない同系で抑えました。

 

古い子守唄にインスパイアされて着たきものでのお花見とドラマ館見学は、春の良い思い出になりました。

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