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【写真解説】着物のシワをアイロンで取る方法

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きものを着ようと出してみたらシワを発見(T_T)!

そんな経験はありませんか?

今日はきもののシワを取る方法を考えます。

1.アイロンを用意する前に…

①きものを吊るす

まず、きものをハンガーにかけて一日おいてみましょう。

シワが目立たなくなる場合があります。

吊るしておいてもシワが目立つようなら、アイロンを当てます。

☆ただし、絞りの着物、シボの大きいちりめんの着物はアイロンを掛けると伸びてしまうので専門家にお願いしたほうがよいです。

②シワの場所を確認

着たときにどの部分のシワが目立つのかを確認します。実際に羽織ってみるとわかります。

下前(着た時に内側になる部分)や、帯に隠れるところのシワは気にしなくてよいです。

③アイロンを掛ける時の注意

  • どうしても気になる部分だけをピンポイントで掛けること
  • アイロンを直に当てず、白い当て布を使うこと
  • スチームは使わない
  • 布を引っ張りながら掛けない
  • 強く押さないで浮かせるように
  • 中温より上げない
  • 心配なときは目立たない下前で試してみる
  • なるべく布を広げた状態で掛ける(畳んだ状態で上からアイロンを当てると、縫い目や折った部分が下にひびいて跡がついてしまう)
  • 袖や裾など、布が重なっている部分は押さえすぎないように浮かせ気味に掛ける。
  • 刺繍や箔の部分は避ける
  • きせ*が取れてしまうことがあるので、縫い目には掛けない

*きせ……着るときに縫い目が表から丸見えにならないよう、縫い目に布がかぶるように仕上げる工夫のことです。縫ったあと、縫い代を開かずに縫い目ごと片方に折ります。

 

2.きものにアイロンをあてる

①当て布

私が使っている当て布は、白いさらしです。

 

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これは33×200(cm)の袋入りで、400円くらいで売られていました。

 

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私は手ぬぐいの長さにしていますが、この半分くらいでも大丈夫です。

白いハンカチでも代用できます。

②アイロンを掛ける

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しばらく着ていなかった小紋のきものです

 

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お尻の下あたりに座りジワ(右)と、2つに畳んでいた折ジワ(左)があります。

 

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下前のシワは着ると見えないので掛けません。

 

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上前だけアイロンを掛けます。

 

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座りジワからやってみます。

 

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アイロンの温度は中です。

 

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あて布の上からアイロンをかけます。

力を入れすぎないように小刻みに動かしながら……

 

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あまりシワが取れません。

 

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当て布を霧吹きで湿らせます。

 

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霧を掛けたほうを上にして着物のシワ部分に置き、アイロンを当てます。

 

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シワが取れました。

 

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次は折ジワです。

 

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当て布をしてアイロンを掛けました。

少しシワが残っています

 

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先ほどと同じように当て布を濡らしてからアイロンを掛けました。

 

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シワが取れました。

③霧吹き使用で注意すること

霧吹きを使う場合、絶対きものに水がかからないように注意してください!

水滴が少し垂れるだけでも縮んだりシミになることがあります。

私は、横か後ろを向いて布にスプレーしています。

霧吹きも、着物のそばに置くと倒れて濡らす心配があるので、自分の後ろ側、きものから離れた所に置くようにしています。

 

2.帯にアイロンをあてる

①金糸や銀糸の帯

金糸や銀糸が使われた帯は、表側からは当てないほうがよいです。

 

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袋帯の折ジワです。

このシワが出ないように結べばアイロンの必要はないのですが、慣れないとうっかりお太鼓部分にシワが出てしまうことがあります。

 

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裏もこんなにくっきりシワが付いています。

 

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裏からアイロンを当てます。

 

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濡らしたあて布で、裏からでも表側のシワが取れました。

②唐織の帯

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唐織の帯にも折ジワは付きます。

 

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裏はこんなにくっきりとシワが……

 

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アイロンだけだとまだシワは残っていますが、

 

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布を湿らせてからアイロンを当てたら、ほとんどシワは取れました。

 

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表側のシワも取れていました。

唐織のように織り糸が浮いているものでも、裏側からアイロンを当てれば風合いを損なうことはありません。

③シワが取れたら

しわが取れたきものや帯は、すぐにたたまずにハンガーに掛け、アイロンの熱を冷ましましょう。

ハンガーに掛けることでシワが取れているかの確認もしやすいです。

翌日着るなら、そのまま掛けておいても大丈夫です。

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