母や祖母の思い出のきもの。
お気に入りだけど派手で、歳不相応になって着なくなったきもの。
皆さんはどうしていますか?
こんなときに活躍するのがリメイクです!
今回は、そのなかでもお薦めな羽織へのリメイクについて、
実例を3つ交えながら、ご紹介したいとおもいます。
タンスで寝ている着物も、
リメイクでまだまだ現役になるかも知れませんよ?
60年前の着物を羽織にした例
この写真は、母が生後6ヶ月の私を抱いている写真です。
その母のひざ(赤の点線)にご注目下さい。
この紫の花柄の着物が……
こんな感じに、シックな羽織に変身します。
全身紫だとコーディネートが難しいですが、
羽織であればとても使いやすいですよ。
母の鮫小紋柄の着物をリメイク
続いては、単衣の着物からのリメイクです。
こちらの写真は、懐かしの大阪万博に行ったときの写真(44年前)です。
柄が少しわかりにくいので、別の写真も用意しました。
中央の母が着ている着物が……
この様に、羽織にリメイクしました。
朱と青の柄部分は鮫模様になっており、
無地にはないしっとりとしたやわらかな美しさがあるのでお気に入りの羽織です。
アップにすると、こんな模様です。
子供の時に着ていた絞りの着物をリメイク
続いては、私が子供の時に着ていたきものをリメイクした例です。
40年以上も前に着ていたきものが……
このようになりました。
この生地は、赤地に立涌文(たてわくもん)の絞り。
子供の頃太っていた為似合わず、着物としてはほとんど着ませんでした。
羽織にリメイクしてこの黒地大島紬に合わせる使い方でとても出番が増えました。
きものは形を変えて生き続けることができますね。
みなさんもリメイク、してみませんか?