今日は洗濯の失敗エピソードです。
1.洗いたい衝動に駆られて……
ある日古いウールのコートを発見しました。
母が私の幼稚園の送り迎えに着ていた懐かしいコートです。
私は、このキラキラした水色の裏部分が大好きで、よく触っていたことを覚えています。 でも、コートの裏地にカビがあることがわかり……
思わず手洗いしてしまいました!
品質表示のタグはなく、コートがウールであるという点だけを軽く考えたのが失敗でした。 裏生地はキュプラ(以前はベンベルグというブランド名が有名でした)だったのでしょう。
縮んだのは表のウールではなく裏地だったのです。
表側がすっかり弛んでしまいました。
コート自体は綺麗になったのに残念です。
2.修繕に挑戦!
何とか簡単になおせないかと考え、裏側を少しずつほどいてなおすことに……。 元々普段用コートですから、どうにか羽織れれば良いと思いました。
アイロンをかけたあと、裏地の裾部分をほどいてみると、折り返しの生地が足りなくてそのままでは直せません。
手元にポリエステルサテンのリボンがあったので使うことにしました。 同じように袖裏もほどいて生地を足しながら直しました。
前スナップの飾りリボンは私の好きなキラキラ裏地が少ししか見えないデザインでした。
古びたコートに華やかさをプラスしたくて裏返して結び直しました。
小さくなっていた袖も何とか伸びたようです。
3.着てみる
ひどいたるみ部分はごまかせたものの、裏地を全てほどいて直したわけではないので、縫い目やその付近はツレたままです。 やはり元通りにはならなかったようです。
脇と後ろの裾あたりが何だか落ち着きませんね。
このように慌てて直したコート……継ぎ足しの裏地なのでレストランなどコートを預ける場所への着用は不向きかもしれません。 見た目もすっきりしていませんが、私にとっては懐かしいぬくもりが感じられる特別なものなので、大切に着ることにします。
4.洗濯は要注意
古い物を衝動的に洗いたくなること、皆さんはありませんか?
でも落ち着いて、水に浸けたあとの予想をしてみましょう。
生地の端や見えない部分で試してみるとよいかもしれません。
私もこれからは、色落ちや縮みで残念な結果にならないよう気を付けていきたいと思います。