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[体験レポ]バイセルで着物売却、いくらになった?

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先日、初めて着物買取のバイセルに来てもらいました。捨てるのはもったいないけれど不要な男物の袴や羽織です。

どの様な流れで査定~買取されるのか、強引な営業は無いのかなど、実際に試してみたのでご紹介します。

1.買取業者に依頼しようと思った理由

①長年保管していたがもう使わない

義父、義祖父の遺品としてずっと保管していましたが、もう着用の機会はないと判断しました。

②捨てられない

すべて羽二重や紬の絹物なので、不用品として捨てるには忍びなく、また実際ゴミとして捨てるのも労力がかかります。

③譲る相手が見つからない

女性のものならもらってくれそうな人は見つけられそうですが、日常的に和服を着る男性が身近にいません。

④取り出した以上、再び収納したくない

若い頃は「また、いつか考えよう」とそのまま収納していましたが、近頃は「次はいつ片付けられるか、やるなら今しかない」と、思うようになりました。

 

2.バイセルテクノロジーズに依頼

①CMで有名

バイセルはテレビCMでも盛んに宣伝している買取業者で、出張買取サービスをしています。
以前、私にとっては面白いCMをしていたので、取り上げたことがあります。

実際の出張買取サービスに興味があったので、バイセルに電話をしてみました。

②電話から買取までの流れ

フリーダイヤルで申し込みをすると、すぐにこちらの希望の日に来てくれることになりました。

当日は車の渋滞により、査定員が到着したのは予定時間より一時間近く過ぎた頃でした。

査定員は一日4件ほど回るそうなので、各依頼先を予定通りに訪問できないのは仕方ないことかもしれません。

途中でお詫びの電話もあったので、それほど気にはなりませんでした。

バイセルの査定員は男性が多いようですが、今回来たのは26歳の女性でした。

はじめに名刺をもらい、会社の説明と査定の方法や買取契約までの流れと、クーリングオフなどについての説明を受けました。

査定時には査定員の対応を録音するということでした。

査定員は目の前の衣類を素早くチェックしながら、時々スマホで撮影した画像を販売部署に送り、回答をもらいながら査定をしていました。

品数が少なかったこともあり、売買契約終了までは一時間ほどでした。

③査定を依頼したもの

依頼したものは男物の着物と羽織、袴、普段用の紬の反物でした。

 

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△ 袴(仙台平や紬、夏物など)

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△ 羽二重紋付き一式

左から 着物の下に重ねて着る下着・紋付き長着・紋付き羽織です。

 

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羽織にはシミがあります。

 

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△ 黒紋付き羽織

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△ 男物単衣の着物

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△ 紬の反物

仕立てるつもりだったのか、湯通し済みのものでした。

 

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反物の証紙はこれだけでした。

 

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買取不可とは思いつつ、試しに見せたのはこちら。久留米絣の着物を洗い張りした状態のものです。

これはハギレなのでだめでした。和装小物を作っている知人に使ってもらうことにしました。

④買取価格

○着物類と袴まとめて……800円
○反物……100円×2=200円

合計1,000円でした。

「反物以外はまとめてのお値段なので、この中で取っておきたいものがあったらどうぞ抜いてください。」

と査定員にいわれたので、仙台平の袴1枚は手元に残すことにしました。

 

3.感想

バイセル買取を経験した感想です。

①査定員について

若くて溌剌とした感じのよい人でしたが、着物の知識がどの程度あるかは分かりませんでした。

着物は仕事関係で着ることがあると言っていました。

バイセルの場合、査定員といっても最終の査定は販売部署が画像で行うので、知識はそれほどなくてもできるのかもしれません。

しつこい押し買い行為はなかったので、良い印象で終わりました。(ただし、「他に女物の着物や古銭・切手などはありませんか?」という質問はありました)

②買取額について

合計1,000円には少し驚きましたが、すべてかなり古くてシミがあるものもあったので、仕方ないと思いました。

査定員の説明では、紋の付いた物は売り値が下がる場合が多いとのことでした。

それよりも持っていってくれたことに満足してしまいました。

③買い取ってもらった感想

着る人がいないものを自分で処分しなければいけなかったところ、自宅まで来て引き取ってくれたのでスッキリしました。

もしも誰かが使ってくれたら……という望みも少し抱くことができました。

④決済コール・フォローコール

買取額が決まって契約するときに、「コンプライアンス専門部署」の人と私が直接電話で話すことになりました。これは納得しての契約かどうかの確認を取るために必ず行われるそうです。

そして、査定員が帰ったあとも、同部署からフォローコールがあり、査定員や査定状況について気になることがなかったかなどの確認がありました。

これらは安心感を与えるものだと思いました。

 

4.もう一回査定を依頼

後日、別の場所に保管していた男物の羽織が出てきたので、再び来てもらいました。

前回と同じ査定員が来てくれることになりました。

①査定とその結果

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いろいろな丈の羽織です。
紋付もあります。

 

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男物の羽織は羽裏が面白いので、撮影しておきました。

羽織紐のある無しは査定に関係なさそうなので、まだ使えそうなきれいな物は外して保管することにしました。

この他、撮影するのを忘れましたが、使い込んだ袴下帯を2点と、古い未使用の箱入りの袴下帯1点を依頼しました。

羽織5点と袴下帯3点で、今回もまとめて1,000円でした。

②クーリングオフについて

買い取ってもらったあと一週間はクーリングオフができ、すべて返してもらえます。

今回の私の場合には当てはまりませんが、愛着あるものを手放すときは結構エネルギーを使うもの。
契約してからもクーリングオフができるのであれば、少し気が楽になると思いました。

③まとめ

着物買取では、バイセルだけでなく一般的に作家ものや未使用で新しいもの、証紙や落款があるもの、サイズの大きいものが高く売れるそうです。

そのような理想的な着物は古着ではなかなかないと思うので、「引き取ってくれれば有難い」という心持ちでのぞむのが無難だと思いました。

ゴミとして捨ててしまう罪悪感を味わいたくない人、まとまったものを一日でも早く片付けたい人には、バイセルは良い業者だと思いました。

もしも希少価値が高いもの、市場でも人気がありそうなものが含まれていたら、他の業者にも査定を依頼して、落ち着いて処分するのがベストだと思います。

 

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