今日は古くなった草履のかかとを自分で修理してみたレポートです。
1.振袖用草履のかかとを直す
①草履の状況を確認
40年近くたった草履。表側はしっかりしていますが……
娘が1回履いたらこうなってしまいました。 他にも直したい草履があったので、自分で修理してみることにしました。
②かかと修理キットを購入
女性用大小二種類のサイズを購入しました。
釘も入っています。大は1足分190円(税別)で、小は1足分180円(税抜)でした。
普通の草履に使用するのは小さい方です。
③必要な工具を揃える
説明書によると、必要な道具はドライバー,ペンチ,ハンマーとのこと。 私が実際使用した工具はラジオペンチ、ハンマー付き釘抜き(釘〆)、マイナスドライバーです。
④作業手順
④-1
釘抜きを使って、古くなった部分を外します。
④-2
かかと用ゴムを、取り外したゴムがあった位置に置きます。釘を打つ場所は6箇所です。
④-3
対角線に2箇所打ちました。このあとも、反対側に順々に釘を打ち込んでいきます。こうすることで、ゴムのゆがみやズレを防ぐことが出来ます。
④-4
こんな感じで片方出来上がり。意外に簡単でした。 1回やると要領がわかり、もう片方はやり易くなりました。
2.大きいかかとにも挑戦
鎌倉彫の草履です。
こんなにすり減っていました。
使用するのは大きいタイプ。 これはハサミで切り離して使います。
釘は全部で8箇所。 このようにペンチで 釘を真っ直ぐに固定しながら打つと簡単ですし、怖くないです!
出来上がり。
体裁はあまり良くないですが、かかとの安定感が増して以前より歩きやすくなりました。
3.感想
少し不安でしたが、工具があれば大丈夫。予想より簡単にできました。
娘も安心して振袖を着て歩くことができたようです。
キットはまとめて注文したので、又修理したいと思います。 ただし、一度にやるのは2足位がよいかもしれません。 4枚替えることになりますから、楽しんでできるのはそのくらいではないかと……。
どんな修理、修繕も楽しみながらやることが大切ですよね♪