コーディネート/着方

浴衣に銀座結び その2 ~【写真解説】「くるっと帯芯」を使った銀座結びのやり方~

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前回はくるっと帯芯を使って浴衣を着てみましたが、今回は銀座結びのやり方について、写真で1カットずつ順を追ってご紹介します。

1.帯芯と帯を巻く

①帯芯を巻く

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伊達締めをしてから帯芯を巻きました。(コーリンベルトを使えば伊達締めは不要。帯芯が伊達締め代わりになります)

 

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斜めのラインが上になるように巻き、上が揃うように留めます。

 

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△斜めにカットされた部分
ここを上にして巻きます。

 

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上を揃えて巻くことがポイントのようです。(説明書より。)

 

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確かに下がすぼまり、胸元にゆとりができました。

②帯を巻く

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後ろに手先を垂らします

  • 掛けるのは右肩でも左肩でもどちらでも大丈夫です
  • 輪(折り山)が外側に来るように
  • 帯芯の半分~下のラインにかかるくらいまで垂らします

 

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帯を巻いていきます

 

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帯を引き締めるときは、「巻き始めの下の角」(下の写真参照)を持ち、長い方の帯を引いて締めます。

▼巻き始めの下の角
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お太鼓柄の帯の場合は、柄が中央あたりに来ているか、後ろを確認します。

 

2.帯を結んで羽根を作る

③帯を結ぶ

今回は柔らかい夏帯なので、しっかり固定しふっくら仕上がるように1回帯を結びます。(硬い帯の場合は帯を折って仮紐で抑える方法もあります。)

 

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肩に預けていた手先を下ろし

 

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体の中央まで手先をずらします。

このときはタレ(お太鼓を作る帯の長い方)が下になっています。

 

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今度はタレを上にします

 

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ひと結びします。

長いタレのほうをくぐらせますが、大変だったら手先をくぐらせてもよいです。

 

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結んだ手先は脇にクリップでとめておきます。(見やすいようにタレを上げています。)

④銀座結びの羽根を作る

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タレの山を広げます。(ここは隠れる部分なのできれいにしなくてもよいです。)

 

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羽根になる手先をタレの上に載せます。

 

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このとき、左右の長さがおなじになるように注意します。(手で押さえればクリップは不要です。)

 

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仮紐をします。

 

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紐を後ろで結ぶのは大変なので、横で結んでおきます。

 

3.お太鼓を作る

①お太鼓の山を決める

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お太鼓の山になる位置に紐を入れてお太鼓の山を作ります。

 

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上に引き上げるときは、羽根の下線からタレを上に折ります。(柔らかい帯だと、羽根も一緒に折れてしまうことがあるので注意します。)

 

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はじめの山の上に載せます。(お太鼓柄の場合、模様の上部が少し隠れるくらいが良いと思います。)

 

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この紐は取らないので、後ろの帯の上でしっかり結びます。

②帯揚げをする

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先程の紐の上に帯揚げを当てます。(帯揚げはあらかじめ細めに折っておきます。)

【ポイント】①の紐をせずに、帯揚げのみで止める方法もありますが、紐を使うほうが前がきれいに仕上がります。または、止めた紐を帯の中に隠して、帯揚げ無しで仕上げることもできます。

 

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帯揚げを後ろで仮結びします。

③羽根を起こす

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仮紐をほどきます。

 

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抑えていた羽根を起こします。

 

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帯の中はこうなっています。(掛かっているのは帯揚げです)

④タレの位置を決める

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お太鼓下のタレの長さを決めて仮紐でおさえます。タレの長さはふつうのお太鼓より少し長めにします。(実際はクリップで止める必要はなく、お太鼓を垂らしたまま行います)

 

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仮紐の位置は、胴に巻いた帯の下のラインに合わせます。

 

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帯締めをお太鼓の中に通します。

 

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帯締めを通したお太鼓の輪の部分を内側に折り、帯締めを後ろで結びます。

 

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帯締めを結んだら、仮紐を外します。

 

4.くるっと廻す

①形の確認

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羽根をもう一度起こして形を整えます。

②帯を廻す

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「くるっと帯芯」ごと帯を右方向に廻します。

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帯芯ごとなのでスムーズに廻ります。

 

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廻したらお太鼓が真後ろにあるか確認します。

上から 帯揚げ・お太鼓を止めている胸の紐・帯締め の三種類が仮結び状態になっています。

 

5.仕上げ

①胸の紐

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(帯揚げをいったんほどき)胸の紐を結び直して帯の中に入れます。

②帯揚げ

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帯揚げをきれいに飾ります。

③帯締め

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帯締めを結びます。

④出来上がり

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完成です。

 

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△横から

 

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帯地の質や長さによって、お太鼓の形や羽根の張り方、羽根の長さは変わってくると思います。体型によっても雰囲気が変わるので、正解はなく、形は自由だと思います。

 

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帯締めが長すぎて房が邪魔ですね。

 

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自分で着たときは、帯締めの房をお太鼓の中に収めてしまいました。

銀座結びは羽根がポイントなので、帯揚げや帯締めは控えめな方が良いと思います。

 

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