私は浴衣を着るときでも足袋を履くことが多いのですが、そうすると全体の軽快感が薄れてしまいます。
そこで、以前から気になっていたレースの足袋を試してみることにしました。着用してみて、洗ってみての感想、購入時の注意点などをお伝えします。
１．あまり透けないレースの足袋
①ドライフィットレース足袋
届きました。「ドライフィット足袋」というものです。
透け感が強くなく、手触りは柔らかです。
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②生地について
品質表示
- 表：ポリエステル 100％
- 裏：ポリエステル 100％
- 底：（外側）ポリエステル 100％
（内側）綿 52％
ポリエステル48％
このように、ほとんどがポリエステルで、底の内側だけに綿が入っています。
裏生地に東レフィールドセンサー(R)を使用しています。
汗を素早く吸収、蒸散させるのそうです。
底の内側は綿とポリエステルの混紡パイル地で、吸水性が良いようです。
③サイズ展開など
サイズは4種類です
S 21～21.5cm
M 22～23cm
L 23.5～24.5cm
LL 25～26cm
5枚こはぜです。
洗濯方法は手洗いがおすすめだそうです。
洗濯機使用の場合は必ずネットに入れるように記されていました。
２．着用してみる
①藍の絞り浴衣に
遠目では白足袋ですが、近くに寄るとレースだということが分かります。
襦袢や半衿なしでシンプルに浴衣として着ているので、レースのカジュアルな足袋のほうが合うように思いました。
浴衣については前回の記事で取り上げています。
②白地の浴衣に
長板中形（ながいたちゅうがた）＊のちぢみ浴衣にレース足袋を合わせました。
＊長板中形……江戸時代から続く、型紙を使って藍で染める染色技法で、「江戸中形」、「長板本染中形」ともいいます。長い板に木綿の白生地を張り付けて染め上げます。
白地の浴衣でもレース足袋は合うようです。
塗りの右近下駄を履きました。
３．レース足袋の感想
①良い点
- レースが透けすぎないので年齢に関係なく使用できそう
- レストランや美術館、劇場などへのお出かけにも着用できる足袋だと思った
- 足裏に当たる生地がフワッとしていて、柔らかいソックスを履いているような感触だった
- 綿足袋よりも伸縮性があり、足にフィットして履き心地が良かった
△レース足袋
△綿足袋
綿足袋のほうがシワが目立っていて硬い感じです。
②気になる点
- 涼しげには見えるが、実際に涼しいのかはよくわからなかった
- 裏底はポリエステル100％なので、綿足袋より滑る感じがあった
③洗濯後の感想
手洗いしました。
早く乾き、全体の型崩れはなかったものの、つま先付近に気になる点が…
△洗濯前
↓
△洗濯後
洗濯前よりつま先が若干浮いています。
これはレースの裏生地が少し縮んだからだと思います。履いてみると、洗濯前より足にピッタリする感じがありました。
４．購入時の注意：サイズに気をつける
「レースの足袋」について、私は普通の足袋よりゆるいイメージを持っていたのですが、この製品に関しては違いました。
伸縮性はありますが、5枚のこはぜできっちり履く足袋です。
足袋カバーのようなゆるみはありません。
このレース足袋は、ソックスのような伸縮性はないことと、洗濯後に少し縮むことを考慮して、注文時によくサイズ確認してください。
たとえば、私は23cmなのでMサイズ（22cm～23cm）を購入しましたが、23.5cmの人はLサイズになると思います。
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