【写真解説】だらりの作り帯 その2 ~着用のしかた~

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今日は読者の方からの質問にお答えして、だらりの作り帯の着用方法をご紹介します。

「文庫結び用帯枕」を使う方法と、使わない方法の二通りを写真で説明します。

だらりの作り帯 前回の記事はこちら↓

1.文庫結び用帯枕の使い方

①帯枕

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これらは一般的な帯枕で、お太鼓や変わり結びのときに使用します。

 

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これが「文庫結び用帯枕」です。

差し込むための足が付いているのが特徴で、踊り用として使われることが多いですが、一般にも使えます。

私は、お太鼓結びにはまだ早い十代前半の頃、外出用の文庫結びに使っていました。最近のものは足がステンレス製になっているようです

②帯枕でだらりを作る

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このような形に作っていきます。

 

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枕に帯揚げをかけておきます。真ん中のゴムで帯揚げを押さえます。

 

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帯の中央にひだを作っておきます。

 

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枕を載せます。

 

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帯締めも載せます。

 

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結び目になる布を紐で固定します。

 

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だらり部分はこれで完成です。

 

2.枕を使う着用方法

①胴部分の帯を巻く

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ここでは帯板はあらかじめ巻いています。

 

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帯を巻きます。

 

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出したい柄を調整しながら巻きます。

 

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後ろで布(紐)を結びます。

 

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しっかり結んだら

 

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あまりを帯の中におさめます。

この結び目が帯枕を安定させます。

②だらり部分を付ける

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帯枕の足を背中に差し込みます。

 

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上から見たところ。

 

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だらりの下はこのようになっています。

③帯揚げと帯締め

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帯揚げはまっすぐ前に、帯締めは下に向けて前に持っていき、それぞれ処理します。

 

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帯締めは帯枕をしっかり留める役目も果たしています。

 

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出来上がり。

 

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舞踊の際、見栄えが良いように、横から帯の柄がはっきりと見えるようになっています。

 

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後ろ姿では、二枚のだらりの羽(タレ)が離れています。

 

3.枕なしの着用方法

衣裳のように帯の後ろを大きくせず、舞妓さんのだらりの帯風に結び目をコンパクトにしてみようと思いました。

 

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舞妓さんのだらりの帯は羽が重なっていて、結び目は隠れているようです。

①だらり部分を作る

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結び目になる布の中には、だらりを固定するための紐と帯締めを通しておきます。

 

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今回は帯揚げは別にしてみました。(一緒に通しても同じかもしれません)

②胴部分の帯を巻く

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2と同じように後ろで布を結びます。

 

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中におさめます。

今回はこの結んだ布だけでだらりを支えることになります。

③だらり部分を付ける

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だらりと帯揚げを一緒に持ち、背中の結び目の上にのせました。

すぐに紐を前に回してしっかり結びます。

 

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こんな感じになっています。

結んだ布部分を帯揚げで隠そうと思いましたが、不格好になったので断念しました。(作り帯でない場合は、ここにふつうの帯枕をあてて帯揚げをかけるのだと思います。)

④紐と帯締め

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紐を前で結んだら帯揚げを飾ります。

帯締めも紐と同じく、だらり部分を固定させるためにしっかり結びます。

 

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出来上がり。

 

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後ろが小さくなりました。

 

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二枚の羽が少し重なって、控えめな雰囲気になりました。

今日はふつうの装いとは関係のない帯の着付けでしたが、京都の舞妓さんのだらりの帯や、歌舞伎の赤姫の衣裳を思い出しながら楽しい時間を過ごしました。

 

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