履き物

雨用の草履と下駄

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雨の日、コートと同じように大切なもの。
今日は履き物を取り上げます。

1.雨下駄(時雨下駄・時雨履き)

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若い頃は雨下駄が大好きで、雨の外出を楽しみにしていました。

 

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京都で購入したものですが、だいぶすり減ってしまいました。

*つま先カバー(爪皮)のゴムは実際履く時は後ろの歯に掛けます。収納時は伸びないように前に掛けておきます。

*爪皮は消耗品なので、古くなったら買い替えます。また、コートに合わせて付け替える楽しみもあります。

◇雨下駄の長所

  1. 下駄は高さがあるので、多少の水溜まりでも安心
  2. 泥ハネが少ない
  3. 軽い

◇雨下駄の短所

  1. 外出先で履き替える必要がある場合、荷物が多くなる
  2. 下駄に慣れていないと歩きにくく感じる

以前は履き替え用の草履を持ち歩くことは当たり前で少しも苦にならなかったのですが、この頃はできるだけ身軽に出かけたいと思うようになってしまい、雨下駄の出番は減っています。

 

 

2.雨用草履

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2~3年前に購入した安価なウレタン底のものです。つま先カバーは取り外せません。

カバーが透明な為にあまり目立たず、外出先でコートを脱いでも足元に違和感がないので、そのまま履いていられる点が便利です。

 

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履き心地は良いですが、下駄に慣れていると地面からの高さがないのでちょっと不安な気がします。そこで、下駄のような感覚は無理でも、厚底で高さのある雨草履を探しました。

 

 

3.厚底の雨草履・購入レビュー

先日、Amazonからウレタン底の雨用草履を購入しました。\6,800でした。

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注文して翌日届くのは嬉しいです。急な外出にも対応できます。

 

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こんな風に入っていました。

 

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上は以前の雨草履。かかとは3.8cm
下は厚底の雨草履。かかとは5.5cmです。

 

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雨下駄の高さも5.5cmでした。

 

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前の部分は草履と下駄ではだいぶ高さが違います。

 

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雨の日は少しでも地面から離れたくて(?)購入したこの草履。

 

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雨下駄のような情緒はないですが、私は前回ご紹介したパーテックスのレインコートに似た霞色を選びました。

 

◇厚底雨草履を履いた感想

草履の表部分は柔らかくクッション性があるので、足裏に優しいです。これは下駄との大きな違いです。少し重さは感じますが、安定感は良く歩きやすかったです。

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鼻緒は両面ポリウレタン。裏が本天(ビロード)使用の草履のような柔らかさはないですが、太めなので痛くなることはありませんでした。

 

 

4.草履カバー

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草履をすっぽり中に入れて使用するビニール製のカバーで、これは下駄のような歯がついているタイプです。実はかなりのすぐれもので、たまにしか着物を着ないという人は、これさえ用意しておけば大丈夫だと思います。

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草履を中に入れて紐を鼻緒の下側からくぐらせてスナップで止めます。(何年も使用しているので少し汚れています。新品はもっと透明感があります)

リンク:「はつき草履カバー」 Amazon

 

◇この草履カバーの良い点

歯付きであるということです。下駄の歯と違い、地面への当たりが柔らかで歩きやすく、水溜まりも安心。
滑る心配もないです。(見かけより安定感があります)

以前は〈歯のないタイプの草履カバー〉を使用していましたが、使い方は同じなのに履き心地が全然違います。歯が無いと、底のビニール全体が地面に着くので歩きにくく、高さがない分ハネも上がり小雨程度にしか対応できませんでした。

草履カバーを選ぶなら歯付きのものがおすすめです。

 

◇草履カバーの注意点

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これは私だけの感想かもしれませんが、歩いている時、たまに左右の足が触れて内側のスナップが外れてしまうことです。一ヵ所外れてもカバーが脱げることはありませんが、注意して歩くようにしています。

雨の日にコートだけでなく履き物まで準備するのはちょっと面倒ですが、また楽しみの一つでもあります。何を選んでも、普段よりやや内股に、歩幅も狭くすることでハネもあがりにくくなると思います。

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