最強の着物用レインコート ~Pertexのコートをオーダーしてみました~


_MG_8785

前回は昔ながらの雨ゴートをご紹介しましたが、今日はここ数年人気が出ている最新の雨ゴートをご紹介します。

1.パーテックスとは?

_MG_8781

1979年にイギリスで開発された軽量アウトドア用品の素材のことで、高い防水性と透湿性があります。
又、軽くしなやかなことが特長で、この点を生かしてきもの用のレインコートが作られました。

 

 

2.製造・販売

_MG_8790

京都の友禅染の老舗千總(ちそう)がプロデュースするきもの専門店「總屋(そうや)」が製造・販売しています。

總屋は2009年にゴアテックス(アメリカで開発されたアウトドア用品の素材)でレインコートを作りましたが、昨年からゴアテックスより軽く柔らかなパーテックスに切り替え、改良を加えた上で再度販売を始めています。

東京では銀座三越新館2F「サロン ド きもの」で販売しています。私も大雨の時、危うくコートの下の着物を濡らしそうになった経験があるので、購入することにしました。

 

3.三越「サロン ド きもの」で試着

レインコートはイージーオーダーで、M(裄1尺8寸)とL(1尺9寸)の2種類です。きものの上から試着をして身丈を合わせ、仕立ててもらいます。色は6色から選びます。

_DSC0193

一緒に行った友人が試着しているところ。はじめは丈がかなり長いものを羽織るので、コートというより何か衣装を着せられているような感覚でした。一体どんな雨ゴートができるのでしょうか…ちょっぴり不安です。

 

 

4.出来上がり

三週間後出来上がりました。

_DSC0698

友人は薄いグリーン(若菜色)を選びました。汚れても洗濯機で洗えるとのことで、薄い色も選ぶことができます。私は藤紫色にしました。

 

 

5.フォトレビュー

_MG_8778

家に持ち帰り、じっくり見てみました。

 

_MG_8779

_MG_8780

きちんとたとう紙に入れてくれましたが、お店の人からは家では常にハンガーにかけておくように言われました。きもののコートとしては意外でしたが、シワになりやすいのと、折り皺から生地が弱ることを防ぐ為のようです。

 

_MG_8788

_MG_8789

ちょっと驚きましたが、左右の胸の下にベンチレーション(通気口)があります。スポーツ、アウトドア用品にある機能と同じですね。電車の中などでここを開けて蒸れを解消する為、というお店の人からの説明でした。

 

_MG_8795

背中のメッシュ部分。これも通気口です。

 

_MG_8809

_MG_8810

表から見るとこんな感じです。左右のファスナーと背中のメッシュは、パーテックス素材になってからの改良点です。つまり、以前のゴアテックスのレインコートは「蒸れて暑い」という反省点があったのでしょう。

 

_MG_8801

_MG_8794

前はスナップと二ヶ所の紐で留めます。

 

_MG_8796

_MG_8797

縫い目はこのように処理され、外側から水が入らないようになっています。

 

_MG_8802

衿はヘチマ衿で後ろが立ち上がります。

 

_MG_8806

袖口はスナップ付きです。

 

15061301

このような説明書がついていました。

 

 

6.着てみる

_MG_8899

天気の良い日だと白っぽく見えますね。

 

_MG_8903

_MG_8909

背中のメッシュ部分

 

_MG_8905

_MG_8907

通気口

 

_MG_8918

前の打ち合わせ部分

 

_MG_8915

持ち歩く時の袋です。

 

 

6.価格

パーテックスのレインコートの価格は、税抜き78,000円です。ちょっと高い感じはありますが、

  1. 大雨からきものを守る素材である
  2. イージーオーダーで自分に合わせたサイズである
  3. 家庭で洗濯できる

などの点を考えると、妥当な価格なのかもしれません。

正絹で雨コートを誂える場合、反物の価格によって変わりますが、10万円位からでしょうか。(現在は雨コート専用の生地はほとんど生産されていないので、着物の生地を撥水加工して作ることになるようです)

又、以前總屋が販売していたゴアテックスのレインコートは98,000円でした。

このパーテックスのレインコートを大雨の日に試すことはまだできていませんが、いずれ機会は来ることでしょう。何だか雨が楽しみになっています♪

参考URL:總屋きものレインコート


この記事に対するコメント

Be the First to Comment!

avatar
wpDiscuz